封筒に両面テープってあり?正しく使い分けて気持ちの良いやり取りを!

封筒に両面テープってあり?正しく使い分けて気持ちの良いやり取りを! 封筒

突然ですが、皆さんは封筒を閉じる際に何を使って封をしていますか?
簡単な書類を入れた封筒であれば、液体のりやテープ糊で止めている方も多いと思います。
また、封筒を開ける際に
「なんだかこの封筒開けにくいな…」
「しっかりと封が閉じられていない…」
など思われた経験はございませんでしょうか?
そこで今回は封筒を閉じる際に用いるテープ類の特徴とメリットについて一挙にご紹介していきます。

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封筒の正しい閉じ方と注意すべきマナーとは?

封筒を閉じる作業の写真

封筒を閉じる目的は、中身を安易に開けられないようにすること、中身を紛失しないことです。

その為、基本的にはしっかりと封をすることが出来て、途中開封が会ったかどうかを判断するためにもはがしにくい方が理想とされています。

但し、繰り返し使用する場合には、封筒をダメにしないようにはがしやすい封じ方が求められます。
それでは、それぞれの封の閉じ方の特徴とメリットをご紹介していきます。

 特徴
(1)液体のりのりが乾く前なら、貼り直し可能
(2)スティックのり付け易く、塗り易いが、乾燥までが早い
(3)テープのり(ゆっくり剥せば)綺麗にはがすことが可能
(4)両面テープ簡単に確実に封を実施することが可能
(5)セロハンテープ繰り返し利用の際に非常に便利
(6)ガムテープ大きい荷物でもしっかりと封をすることが可能
(7)ホチキス用心のために、上記ツールと併用して使用

(1)液体のり

「液体のり」を使用するメリットは、しっかりと貼り付くことです。

基本的には「スティックのり」や「テープのり」よりも粘着力が高く、剥がれる可能性が低いのですが、仕上がりがキレイにならないというデメリットがあります。

使用する量によっては、乾燥までに時間がかかってしまうため、封筒にしわがよってしまいます。

また、糊付け部からはみ出してしまった時、ベタベタしてしまうので、余分な量の処理にも時間がかかってしまうため、使用量には十分注意してください。

ただ、デメリットはあるものの、しっかりと貼り付くという点においては、「しっかりと封をする」という目的に即しておりますので、依然として多くの企業で一般利用されています。

「日頃から使い慣れている」、「手先が器用な方だ」と自信のある人であれば、液体のりでも問題ないのではないでしょうか。

(2)スティックのり

液体のりとは対照的にスティックのりには、つけやすい・ぬりやすいというメリットがあります。

封筒が汚れていたり、波打っている状態で提出することなく、新品のようにキレイな状態で郵送することが望ましいため、そうした状態を実現するには、スティックのりの方が適していると言えます。

注意ポイントとしては、メーカーによっては粘着力が弱いために剥がれやすい可能性があります。

なるべく粘着力が強いものを選び、封の部分がキレイに仕上がるように貼り付けましょう。

(3)テープのり

スティックのりと同様に貼りやすく、扱いやすいのがテープのりです。

液体・スティックのりと比較すると、「のりが乾く」心配がないため、余裕をもって貼付作業を実施することが出来ます。

また、ゆっくりと剥がせば綺麗にはがすことが可能であるため、誤って貼り付けてしまった時や、書類を追加したい時に非常に便利です。

余談ですが、(1)~(3)の貼り方をする際には、以下のように貼り付けると、よりはがれにくくなるのでオススメです。

封筒_のり付け部

(4)両面テープ

両面テープはしっかりと貼り付き、キレイな仕上がりになります。

はじめから封筒についている可能性もあるので、そうしたタイプであれば、その両面テープを使用しても構いませんが、その際には封筒の外側ではなく、内側に両面テープをつけるとよいです。

外側に貼り付けてしまうと、剥がれてしまい、中身が飛び出してしまう可能性がありので、内側に貼り付けてキレイに仕上げるようにしましょう。

いくら丁寧に履歴書を作成したとしても、封筒がキレイに仕上がってなければ、先方に「いい加減」・「適当な人」という印象を与えかねないので注意していきましょう。

封筒_両面テープ付け部

(5)セロハンテープ

セロハンテープはとても剥がしやすいため、ビジネス用途での使用は非常に少ないです。

その為、契約書や請求書などの信書を送付する際や、健康情報などの親展封筒の際には絶対に使用しないように注意しましょう。

ただ、社内便で書類を回覧する時や、繰り返し封筒を使用する際には、非常に便利であるため、正しく効率的に使い分けていきましょう。

番外編:ちょっと変わった封のやり方

余談ですが、大きい荷物を封筒に入れた際や、重要書類に対してより確実に封を実施したい際に用いられる閉じ方についてご紹介していきます。

ビジネス用途で使われることは稀ですが、覚えておくと便利です。

(6)ガムテープ:厚みのある荷物を閉じる際に!

書類を入れる際には、先ほどご説明したのりやテープを使用すればよいですが、記念品や贈答品を封筒に入れて送付する際には、ガムテープを使うとよいでしょう。

封筒は中身が飛び出さないよう封をするため、粘着力が高く封筒と色彩の親和性が高いガムテープは使用しても問題ございませんが、テープと封筒の色は合わせるようにしましょう。

※例えば、茶色の封筒を使用した場合には、茶色のガムテープを使用しましょう。

但し、ガムテープの中でも剥がしやすく切れやすい「養生テープ」は使用しないようにするとよいでしょう。

(7)ホチキス:より確実に封をしたい時に!

のりだけでは粘着力に不安が残る場合に、ホチキスを使用するケースがあります。

一般的な使用方法ではありませんが、確実に封を閉じるだけでなく、途中で開封されたかどうかを即座に判断することが出来るため、使用する企業もあります。

後ほどご説明する「封字」の代わりにホチキスを使用する企業もあるため、マナー違反でないことを覚えておくとよいでしょう。

閉じる際には”封字”を使うべき?

閉じる際には”封字”を使うべき?

封筒を閉じた後は、「封字」と呼ばれる印を封筒の裏面につけることが一般的です。

皆さんは、封筒の裏側に「緘」もしくは「〆」という文字を見かけたことはないでしょうか。

「封字」とは、封をした場所に印をつけて「封をした」という証になるもので、封筒を開けられて再び封をされることを防ぐ役割を担っています。

印には、判子屋さんで販売されている「封印(印鑑)」や洋封筒などに用いられる「封蝋」などがありますが、簡略的に「封字(〆の字)」を用いるケースが多いです。

〆の字の他にも、「〆」と同じ意味を持つ「締」、封緘印もある「緘」、より礼儀正しい印象のある「封」などがありますので、きちんと覚えておくとよいでしょう。

「封字」を書くときのポイント

〆という文字は、簡単な字ではあるものの、慎重に書かなければ「×」になってしまう可能性もありますので、注意が必要です。

「封字」を書く際は、赤色などその他のカラーではなく、黒色で記載するようにしましょう。

もう一度封筒を開けたい時には…

開封する作業

実際に封をしたものの、

「書類の入れ間違いをしてしまった…!」

「重要な書類を入れ忘れてしまった…!」

などの理由から、もう一度開封したい時はありませんでしょうか?

その際には、ご自身が利用したのりやテープの種類によって対応策が異なってきますので、以下でご説明していきます。

開けられる場合:スティックのり / テープのり / セロハンテープ

入れ忘れがあっても、スティックのり、テープのり、セロハンテープの場合は封筒をダメにすることなく開封することが出来ます。

冷凍庫やアイロンなどを用いて、のり部分の粘着効果を弱めることではがすことが出来ますので、是非諦めずにトライしてみて下さい。

※但し、時間がかかる場合があるため、急用の場合には「開けられない場合」を参考にして下さい。

 ゆっくり剥がす冷凍庫アイロンドライヤー
スティックのり
30分~

5分~

2分~
テープのり
30分~

5分~

5分~
セロハンテープ効果なし逆効果逆効果

※セロハンテープは熱を使うことで、粘着成分が溶け出し、却ってはがれにくくなることもあるので、オススメできません。

開けられない場合:両面テープ / ガムテープ / ホチキス

両面テープなどの粘着力が高いものを使用した場合、封筒を再利用することを諦め、ハサミなどを使って開封しましょう。

時間をかけることではがせないことはありませんが、剥がした部分は汚くなってしまうためです。

時間と労力をかけても、残念ながら、再利用不可の封筒が出来上がるため、早急に見切りをつけるようにしましょう。

まとめ

まとめ

用途によってテープを使い分けることで、より効率的に作業をすることが出来ます。

貼り直しのない作業の場合には、両面テープを用いることをオススメしますが、書類の再チェックなども実施したい場合には、スティックのりを用いるとよいでしょう。
是非ご自身に合った貼付方法を見つけていきましょう。

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