封筒で書類を送るとき、厚みがあると規定の重さを超えないか心配になりますよね。規定の重さを超えてしまうと、その書類は発送元に戻ってくるため、届けたかった日に書類が間に合わないということにもなりかねません。
また送り先の人に不足分の料金の負担がかかることもあります。そこで今回は、郵便物の料金や封筒の重さについて徹底解説いたします。封筒を郵送する際の参考にしてみてください。
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封筒を送る前には郵便物の料金を知っておこう!

郵便物には、定形郵便物と定形外郵便物の2つの規格があります。それぞれの規格について、重さや料金を含めて詳しく解説していきます。
定形郵便物
定形郵便物とは、50グラムを超えない郵便物のことです。重さだけでなくサイズにも決まりがあり、縦14~23.5cm、横9~12cm、厚さ1cm以下が、定形郵便物の規格となっています。
・定形郵便物の料金表
重量 | 料金 |
25g以内 | 84円 |
50g以内 | 94円 |
参考:日本郵政.定形郵便物・定形外郵便物の料金https://www.post.japanpost.jp/service/standard/one_price.html (2023/6/13)
定形外郵便物
定形外郵便物とは、50グラム以上を超える郵便物のことです。定形外郵便物には、重さとサイズによって規格内と規格外があります。
規格内の定形外郵便物は、重さが1kg以内で、サイズが縦34cm、横25cm、厚さ3cm以内の郵便物が対象です。
規格外の定形外郵便物は、重さが4kg以内で、サイズが縦60cm以内、縦+横+厚さの合計が90cm以内の郵便物が対象です。
円筒形のものやサイズが規格よりも小さいものでも、定形外郵便物で郵送できる場合があります。
・定形郵便物の料金表
・規格内
重量 | 料金 |
50g以内 | 120円 |
100g以内 | 140円 |
150g以内 | 210円 |
250g以内 | 250円 |
500g以内 | 390円 |
1kg以内 | 580円 |
2kg以内 | 取り扱いません |
4kg以内 | 取り扱いません |
・規格外
重量 | 料金 |
50g以内 | 200円 |
100g以内 | 220円 |
150g以内 | 300円 |
250g以内 | 350円 |
500g以内 | 510円 |
1kg以内 | 710円 |
2kg以内 | 1,040円 |
4kg以内 | 1,350円 |
参考:日本郵政.定形郵便物・定形外郵便物の料金https://www.post.japanpost.jp/service/standard/one_price.html (2023/6/13)
封筒を送る際は、重さと封筒の大きさの両方を計測の上、それに合った料金を支払うことになります。
それぞれの封筒の重さの目安

それぞれの封筒の重さの目安を知っておくと、どのくらいの量の書類を封筒に入れることができるか判断しやすくなります。
最初のうちは難しく感じるとしても、徐々に大体の重さが感覚で分かってくるようになるものなので、まずは封筒の種類別にだいたいの重さを把握しておきましょう。
長形封筒
封筒のサイズ | 重さ |
長形1号 | 約9g |
長形2号 | 約6g |
長形3号 | 約5g |
長形4号 | 約3g |
※封筒の重さは、紙質によって前後します。上記の表はあくまでも目安としてください。
角形封筒
封筒のサイズ | 重さ |
角形0号 | 約25g |
角形1号 | 約24g |
角形2号 | 約15g |
角形3号 | 約14g |
角形4号 | 約10g |
角形5号 | 約9g |
角形6号 | 約7g |
角形7号 | 約6g |
角形8号 | 約5g |
※封筒の重さは、紙質によって前後します。上記の表はあくまでも目安としてください。
封入物の重さも確認しておこう
封筒の重さがわかったところで、次に気をつけておきたいのが封入物の重さです。ご存じのように、重さによって料金が変わってくるため目安程度の知識は覚えておいたほうがいいでしょう。
封筒に入れることの多い、コピー用紙とクリアファイルの重さを書いていますので参考にしてみてください。
コピー用紙の重さ
一般的に封筒に入れることの多い、A4サイズとB5サイズのコピー用紙はこのような重さになっています。
- A4サイズ1枚あたり:約4g
- B5サイズ1枚あたり:約3g
クリアファイルの重さ
書類を折らずに送りたい場合や複数枚まとめて送る場合など、クリアファイルに入れて送ることが多いかと思います。紙に比べてかなり重くなりますので、しっかり覚えておきましょう。
- A4サイズのクリアファイル:約20g〜25g
用紙の折り方も説明しています。こちらもぜひ参考にしてください。
荷物を入れた封筒の重さの測り方

長年の経験から、封筒の重さと書類の量でだいたいの重さが分かる、という方もいるかもしれません。とはいえ、感覚だと誤差は出てしまうもの。やはり、はかりを使って重さをきちんと確認するのが確実です。
自宅で測る方法
・体重計を使う
封筒の重さが2~3kgあるようであれば、体重計を使ってみてもいいでしょう。ただし、体重計は高精度のものでも、50g単位での計測なので、定形内郵便の重さを測るのには向いていません。
一般の体重計だと、500g単位での計測になることもあります。なので、規格外の重めの定形外郵便物の重さを確認するときに目安として使う程度にしたほうが良いでしょう。
・料理用の秤を使う
一般的な料理用の秤では、0.1g単位で3,000gまで量ることができます。軽い定形郵便物から、それなりに重さがある定形外郵便物まで、重さを正確に測ることができるので、料理用の秤があれば活用しましょう。
ただし、料理用の秤を使っても、郵便局での重さと同じでないことがあります。なので、誤差があると考えて、重さに余裕を持たせておくと良いでしょう。
・天秤を自作する
料理用の秤がなくて、重さを正確に知ることができない場合、天秤を自作するというのもひとつの方法です。
自作の天秤は、ハンガー、紐、クリップがあれば作ることができます。ハンガーはフックが回転するタイプで、紐を引っ掛けられる溝やホックが両端にあるものがベストです。
作り方は、同じ長さの紐をハンガーの溝もしくはフックにそれぞれ通して、紐の先端にクリップを付けるだけで完成します。
片方に封筒、片方に重しを置けるようにすれば、大体の重さを確認することが可能です。重しは硬貨で代用することもできます。
それぞれの硬貨の重さは、500円=7g、100円=4.8g、50円=4g、10円=4.5g、5円=3.75g、1円=1gです。
定形郵便物の25g以内になっているか知りたい場合は、500円玉3枚と50円玉1枚を、天秤の重しのほうに置くといった感じで使います。
定形郵便物を送る機会が多いという方は、自作の天秤を作ってみることを検討してみてはいかがでしょうか。
郵便局で測ってもらう
封筒の正確な重さを測りたいという場合は、郵便局で測ってもらうのが確実です。窓口で測ってもらえば郵便料金を教えてくれるので、その分を支払えば、確実に送り先まで郵送してもらうことができます。
切手料金が不足していると、返送されたり、送り先の人が不足額を支払ったりすることになる場合もあるので、心配な方は郵便局の窓口で処理してもらうのが良いでしょう。
まとめ
定形郵便物、定形外郵便物の重さ別の料金や、それぞれの封筒の重さの目安について解説しました。切手料金が不足していると、返送されたり、送り先の人が不足分を払ったりするなど迷惑をかけてしまうことがあります。封筒を郵送する前には、きちんと重さやサイズを確認して不足のないようにしておきましょう。
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