ヤマト運輸の配送サービスのひとつに、「クロネコDM便」というものがありますが、皆さんはサービスの内容やその使い方をご存じでしょうか?
そこで今回は、署名不要で送付出来る魅力的なサービスであるクロネコDM便メリットや使い方などを一挙にご紹介いたします。
クロネコDM便とは?
クロネコDM便とは、ヤマト運輸が提供しているカタログやパンフレットやチラシを全国へ送ることができる、受領印を必要としない投函サービスです。
サービスの特徴は、以下の通りです。
(2)全国一律料金で配達が可能
(3)最短翌々日に配達することが可能
(4)個人事業主でも利用可能
(5)売掛契約での取引が可能
(1)ポストへの投函・配達が可能
宅配便とは異なり、窓口に行かずともポストへ投函するだけで、相手先に届けることが出来ます。
このサービスは受領印を貰わないため、受領印が必要な宅配便とは異なり、相手先が不在であっても確実に届けることが出来るというメリットがあります。
業務を効率的にするだけでなく、確実に相手先へ配達したい場合に有効はサービスだと言えるでしょう。
(2)全国一律料金で配達が可能
「クロネコDM便」は、定価ではなく、顧客ごとに料金を決める独特なシステムを採用しています。
ヤマト運輸のホームページにも、以下のように記載されています。
全国一律料金で、数量や出荷形態などの諸条件に応じて、お客さまごとに価格を決めさせていただきます。
※1個あたりの上限金額は167円(税込)となります。
契約法人ごとに料金が決定して移行、一定料金であるため、まずはヤマト運輸へ見積もりを依頼するのもよいでしょう。
(3)最短翌々日に配達することが可能
一部地域を除き、400km圏内であれば、最短翌々日に配達することが出来ます。
東京都内からであれば、「北は岩手県、西は兵庫県」までと非常に広範囲にわたります。
但し、400㎞圏を超過する場合には発送日を含み4日かかることに注意していく必要があるでしょう。
(4)個人事業主でも利用可能
個人事業主であっても、営業先拡大や営業広告の配布のために利用可能です。
但し、個人事業主の場合には、ヤマト運輸と法人掛け売り契約を実施している必要があるため、注意が必要です。
ヤマト運輸と法人契約を結ぶためには、以下の公式サイトから法人契約の申込みを実施していきましょう。
法人契約を締結すると、決まった曜日の集荷が可能になったり、運賃を後日まとめて支払いことが出来たりとメリットがたくさんありますので、是非ご検討ください。
【注意】クロネコDM便で送れないもの
便利なクロネコDM便ですが、以下点については注意が必要です。
・通販で販売しているもの、オークションの落札品など売買にかかわる商品
・荷受人の希望をもとに出荷されるもの(サンプル品、試供品など)
信書における問題点である「信書の定義がわかりにくい」ということを理由に、信書を送ることができた「クロネコメール便」を廃止しました。(~2015年3月31日)
その為、現在ヤマト運輸では信書の取り扱いがないことに注意しましょう。
※佐川急便と日本郵便では信書送付サービスがあります。
また、上記以外にもクロネコDM便で送れないものがありますので、詳細については公式サイトにてご確認ください。
クロネコDM便の利用方法
クロネコDMを使うためには、まずは対応サイズを理解する必要があります。
クロネコDM便対応サイズ
クロネコDM便の対応サイズは、以下の通りです。
・最長辺34cm以内
・厚さ2cm以内
・重量1kg以下
※「縦11.5cm×横23cm」より大きなものを対象とします。
※ポストに入らない場合は、持ち帰ります。
クロネコDM便を使うまでの手続きとその流れ
クロネコDM便を利用するための手順をご説明いたします。
以下の流れに沿って、発送まで行っていきましょう。
(1)宛名ラベルを作る
(2)ヤマト運輸営業所または担当セールスドライバーへ持ち込む
(1)宛名ラベルを作る
クロネコDM便を利用するためには、郵便物の外装に宛名ラベルを貼り付ける必要があります。
DM便の発送には、専用の宛名ラベルが必要となるため、「送り状発行システムB2クラウド(無料)」を使って作成していきましょう。
(2)ヤマト運輸営業所または担当セールスドライバーへ持ち込む
宛名ラベルを作成したら、他サービスの宅配便と同様、ヤマト運輸の集荷依頼もしくは、ヤマト営業所への持ちこみをしていきましょう。
クロネコDM便を利用するメリットとデメリット
クロネコDM便を使う際のメリットは以下の通りです。
・荷物受け/新聞受けなどに投函や配達可能
発送の都度に署名する必要がなくなる
ポスト投函をするだけで良いため、署名不要で発送することが出来ます。
署名作業の削減が出来るため、業務効率化を推進することが出来るというメリットを享受できます。
荷物受け・新聞受けなどに投函・配達可能
先程にも軽く触れましたが、荷物受けへの配達が可能であるため、不在であっても届けることが出来ます。
外出が多い取引先の営業所などへカタログやパンフレット送る際には、非常に重宝できるサービスだと言えるでしょう。
デメリット
逆に、デメリットとしては、以下の通りです。
・コンビニエンスストアでの取り扱いが出来ない
・配達日及び配達時間の指定が出来ない
まとめ
クロネコDM便をうまく活用することで、取引先にカタログやパンフレットを送付することが出来ます。
ヤマト運輸のサービスを上手に使って、カタログやパンフレットやチラシを全国へ効率的に送付してきましょう。