ビジネスシーンでよく使う封筒とは?場面ごとの最適サイズをご紹介します

ビジネスシーンでよく使う封筒とは?場面ごとの最適サイズをご紹介します 封筒

封筒には様々な種類がありますが、ビジネスシーンで使う場合にはどのようなものが適しているのでしょうか。

本記事では、用紙サイズや利用シーンごとに適した封筒をご紹介しているほか、
意外と迷いがちな“封筒に入れる向き”も掲載しています。

封筒を買ったものの結局使う出番がなかった・・・そんな後悔がないよう、ビジネスシーンでよく使う封筒の種類をしっかりチェックしておきましょう。

もっともよく使われる封筒とは?

封筒にはたくさんの種類がありますが、ビジネスシーンにおいてもっともよく使われるものは次の3種類になります。

特徴を覚えて吟味するのは面倒!という方は、
まずはこの3つの封筒を覚えておけば間違いありません。

  1. 長形3号
  2. 長形4号
  3. 角形2号

封筒の種類

全章でもっともよく使われる封筒をご紹介しましたが、特徴を踏まえた上で
利用する場面ごとに使い分けるのが一番です。
そこで、まずは封筒にはどのような種類があるのか整理しておきましょう。

封筒は、縦横の長さにより3つの形に分類することができます。

  • 長形封筒
  • 角形封筒
  • 洋形封筒

上記3種類の封筒について、以下でそれぞれ詳しく解説していきます。

長形封筒

長形封筒

縦の長さが横の長さの2倍ほどある封筒です。和封筒とも呼ばれ、国内で広く利用されています。書類を三つ折りにして入れるなど、書類を折って入れることが多く茶封筒などでよく知られている封筒です。

長形と書いて、「なががた」と読みます。

角形封筒

角形封筒

長形よりも横の比率が大きい形状です。縦の長さが横の長さより大きく2倍未満の封筒となっています。この種類の角2サイズは、A4書類を入れるなどビジネスシーンでもよく見られる封筒です。

角形と書いて、「かくがた」と読みます。

洋形封筒

洋形封筒

横に長い形をしており、長辺に封入口があります。洋封筒とも呼ばれ、封入口が広く入れやすいためDMなどの送付によく使われています。

洋形と書いて、「ようがた」と読みます。

ビジネスシーンでよく使われる封筒

封筒の種類について大まかな分類を理解したところで、実際にビジネスシーンでよく使われる封筒を見ていきましょう。

用紙サイズ別

用紙サイズ別

用紙サイズごとの適切な封筒をご紹介しています。

  • A4サイズの書類を三つ折りで入れるにはどの封筒がいいの?
  • B4サイズの書類を折らずに入れるにはどの封筒がいいの?

といった “用紙サイズで知りたい”場合は、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。

A4サイズの書類

コピー用紙として最も一般的なサイズです。このA4用紙は、封筒に折って入れる場合と折らずに入れる場合がありますので、それぞれ解説していきます。

サイズの参考:A4用紙(210×297 mm)

A4用紙を折らずに入れたい場合
適した封筒封筒を入れたときの状態
角形2号封筒と書類の間に少し余裕がある
角形A4号かなりぴったりと入る
A4用紙を三つ折りにして入れたい場合
適した封筒封筒を入れたときの状態
長形2号長辺がやや余る
長形3号封筒と書類の間に適度に余裕がある
(一般的にこのサイズが多く使われている)
長形6号ぴったりと入るため、書類の枚数が多い場合は不向き
A4用紙を二つ折り(縦)にして入れたい場合
適した封筒封筒を入れたときの状態
長形1号封筒と書類の間に少し余裕がある

B5サイズの書類

A4サイズよりも少しだけ小さいサイズの用紙です。1990年代以前はこちらが主流だったためB5サイズでの書類のやりとりはまだまだ多く見られます。

サイズの参考:B5用紙(182×257mm)

B5用紙を折らずに入れたい場合
適した封筒封筒を入れたときの状態
角形3号封筒と書類の間に少し余裕がある
角形4号ぴったり入る
B5用紙を三つ折りにして入れたい場合
適した封筒封筒を入れたときの状態
長形4号封筒と書類の間に適度な余裕がある
四つ折りの封入も可能
B5用紙を二つ折り(縦)にして入れたい場合
適した封筒封筒を入れたときの状態
長形2号封筒と書類の間に適度な余裕がある

B4サイズの書類

B5用紙2枚分のサイズで、A4よりも大きくチラシとしてよく使用されています。取引先へのPRや宣伝などで封筒に入れる機会も多い用紙となっています。

サイズの参考:B4用紙(257×364mm)

B4用紙を折らずに入れたい場合
適した封筒封筒を入れたときの状態
角形0号封筒と書類の間に少し余裕がある
封筒がやや大きい印象を受ける
角形1号ぴったりと入る
B4用紙を三つ折りにして入れたい場合
適した封筒封筒を入れたときの状態
長形1号封筒と書類の間に少し余裕がある
長辺がやや余る

利用シーン別

利用シーン別

「請求書」や「履歴書」など、利用するシーン別に適した封筒をご紹介しています。

  • 請求書はどの封筒がいいの?
  • 履歴書の返却時はどの封筒がいいの?

といった“利用シーンで知りたい”場合はこちらの記事をぜひ参考になさってください。

契約書

ビジネスシーンではかなりよく登場する書類です。重要度の高い書類のため、折らずに入れるのが一般的で、適した封筒は以下のものになります。

適した封筒封筒を入れたときの状態
角形2号A4用紙を折らずに入れることができる

請求書・領収書

請求書や領収書は、三つ折りする場合とそのまま入れる場合があります。書類のサイズはA4用紙が一般的ですので、適した封筒は以下のようになります。

適した封筒封筒を入れたときの状態
角形3号A4用紙を三つ折りにして入れることができる
角形2号A4用紙を折らずに入れることができる
角形A4号A4用紙を折らずに入れることができる
ぴったり入るため、書類が多い場合は不向き

見積書・注文書・納品書

見積書や注文書、納品書は、三つ折りにして封筒へ入れる方法が主流です。こちらもA4用紙が一般的ですので、適した封筒は以下のようになります。

適した封筒封筒を入れたときの状態
長形3号A4用紙を三つ折りにして入れることができる

履歴書

人事業務の中で、履歴書を返却する場合は履歴書を折らずに封筒へ入れるのがマナーです。履歴書はA4サイズかB5サイズが一般的ですので、折らずに入れられる以下のサイズの封筒を使いましょう。

A4サイズの履歴書の場合
適した封筒封筒を入れたときの状態
角形2号封筒と書類の間に少し余裕がある
角形A4号ぴったりサイズのため、厚みがある履歴書は不向き
B5サイズの履歴書の場合
適した封筒封筒を入れたときの状態
角形2号封筒と書類の間に少し余裕がある
角形4号ぴったりサイズのため、厚みがある履歴書は不向き

招待状や案内状

展示会や懇親会などビジネスシーンでも招待状や案内状を送付する機会があります。洋形の封筒を使用することが一般的で、企業で使われることが多いサイズは以下のようになります。

適した封筒封筒を入れたときの状態
洋形2号A5用紙の二つ折りが入る
洋形0号A4用紙三つ折りが入る

封筒に入れる向き

封筒に入れる向き

書類を封筒に入れる際に、“書類の向きに”ついて迷ったことはないでしょうか。
この章では迷いがちな2つのパターンをご紹介いたします。

三つ折りにして入れる場合

契約書や請求書、領収書は三つ折りにして封入することが多いかと思います。三つ折りの場合はまず、封筒を裏側にし用紙の右端が上にくるようにして入れましょう。

三つ折りにして入れる場合
封筒に入れる向き

履歴書を洋形封筒に入れる場合

履歴書の返却は、和封筒と呼ばれる縦型の封筒が一般的です。さらに折らずに封入することがマナーですが、経費の削減や便宜上やむを得ず三つ折りにして封筒に入れることがあります。その際、洋形封筒を使う場合もあるため、イラストを参考に向きに気をつけて入れましょう。

履歴書を洋形封筒に入れる場合

まとめ

封筒は種類の数が非常に多く、利用頻度の少ない封筒を購入してしまい経費が余計にかかってしまうこともあります。

適切なサイズを知っているだけで無駄な出費を防ぐことができますので、経費削減のためにも封筒はサイズに気をつけて選びましょう。


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